いよいよ発売ですね。とは言え、自分は海外版で散々走ってるわけですが。
それはそれとして、普通は日本語版の発売を待ってるわけで、これでようやくプレイ人口が増えるかもですね。
海外版では、すでに1.09のパッチが来てます。昨日ですね。
一番の朗報は、オーバーテイクボタンが押しっぱなしに対応した、というところ。
今までは、1回押したら、オーバーテイクモードが続いてたので、忘れてしまってそのまま走行し、ERSがすっかり無くなってしまう、という凡ミス多発。
これが、押してる間だけ、も選べるようになったのは、うれしい。なかなかやるじゃん、コドマス、と思ってたら、ツイッターでのあるコミュでのレースにて、回線落ちして復帰する時に、自分の視点をいじってるうちに、他車視点になってしまうという、とんでもバグが見つかったもよう。
これは致命的じゃないですか。なんでこうなるのよ・・・
これ、修正されますかねぇ。結構かかりそうですが。10月にパフォーマンスに関わるアプデがあるらしいですが、これには間に合わなさそうな。
リアルでは、フェラーリが大変なことになってますね。ここはねぇ、昔からこういうの多いです。実際、チームとして順調だったのは、ミハエルの時だけじゃないですかね。
昔、ラウダがチャンピオン獲った時も、ラウダだからこそ獲れたようなもんで、実際その後、ラウダとケンカ別れすると、ロイテマンが頑張ったけど、チャンピオンは獲れず、シェクターが獲れたのは、シーズンが前半後半制になってたおかげ。前半4戦、後半4戦の計8戦の有効ポイント制がフェラーリを救ったんですね。
この年の312T4は、一応はグランドエフェクトカーの形はしてましたが、フラット12エンジンのために、完全なベンチュリー効果が得られなかった不完全なマシンだったわけですが、それでも、前半戦は、ルノーとウィリアムズが、信頼性や開発の遅れのために、リジェJS11と共に勝ち星を重ねた貯金で、なんとかチャンピオンになれたシーズンでした。
後半戦になると、まず、リジェが失速して脱落。片や、ウィングカーに最適なレイアウトのルノーが、ツインターボ化したRS10を投入。ターボラグが劇的に減少し速さを発揮。また、ウィングカーで初めてエンジン下回りまで覆ったアンダーカウルを採用してきた、ウィリアムズFW07が、後半戦に登場すると、この2台の速さになすすべなく、フェラーリは後塵を拝することになったわけです。
312T4も、インボードだったブレーキをアウトボード化するなど、T4Bという仕様を投入しましたが、上手く走らず・・・。シェクターがチャンピオン獲れたのは、チームメイトのビルヌーブのサポートが大きかったと思います。
ビルヌーブの、次の年こそ自分が、という意気込みも、改良したフラット12搭載のT5では、根本的な問題解決にはならず、フェラーリは語り継がれる大失速。
ただ、この年、すでにフェラーリは、V6ターボエンジンと、V6スーパーチャジャーコンプレッションエンジンの2つの仕様のニューエンジンを開発し、新開発の126Cシャシーに積んで、実戦デビューさせてます。
つまりこの年は、フェラーリは、すでに新時代への開発が主であり、T5が走らなかったことに対しての失望感はあまり無かった気がします。
私も、どっちかというと、126Cのデビューに興奮しました。次の年、ビルヌーブの126Cは大暴れしましたから。モナコをフルカウンターで走る姿をみたことあると思います。
近代フェラーリが強かったとか、伝説になったのは、ラウダとビルヌーブの存在が大きかったと思います。
その後は、長い低迷の中で、一瞬プロストの641/2で輝くも、再び低迷。その後トッドが代表に就任し、ミハエルとロス、ローリーのベネトンチーム組によって、ようやく現代に続くフェラーリ神話が作られたのではないでしょうか。
もちろん、1000戦参戦してきたフェラーリは、それだけで神話ですよね。
片や、ついに名前だけとなったウィリアムズ、マクラーレン、アルファロメオ。それでも、名前があるだけましですか。
ブラバム、ロータス、リジェ、ティレル(一応メルセデスに繋がる系譜ですが)も消滅。その中で、フェラーリだけが、休むことなく生き残ってるわけですね。ちなみに、ルノーとメルセデスは休みながらの参戦してますが、ルノーはベネトン、メルセデスはティレル、来期アストンマーチンはジョーダンという流れ。
ヨーロッパのF1チームは、名前がよく変わりますが、エンストーン、グローブ、ブラックリー、シルバーストン、ファエンツァ、ケルンのチーム、というように、地名で呼ばれたりしますね。資本が変わっても、流れる血は同じなんですよね。この歴史がかっこいいわけです。
そういった中で、フェラーリが強くないとつまらない、と皆さん思ってます。実際去年は、面白かったもの。それがレギュレーションのスキをついたものだったとはいえ、観てる側としては、単純に痛快だったのでは。最強メルセデスをストレートでぶち抜くんですからね。
それにしても、今年、ルノーにまで抜かれるとは思いもしなかったですね。話によると、ダイムラーとルノーの提携の効果が、F1エンジン開発にまで及んでいるのでは、という噂。
代表同士の仲がいいらしいので、十分あり得る話ですね。そのうち、フェラーリにも技術供与とかあるんじゃないでしょうね・・・
いやまぁ、アンディコーウェル雇えば、って話ですよ。実際、声かけたけど、断られたらしいですが。
でも、ヨーロッパ内でのエンジニアの移籍は普通にありますから、今後突然発表があってもおかしくないですよね。フェラーリは、昔、低迷から脱出するために、ジョン・バーナードに、イギリスにオフィスを置くことを了承したくらいですから。
問題は、フェラーリ固有の政治的お家騒動が根本だと思うわけです。これもまぁ、昔からですが、エンジニア出身の代表には、クラウディオ・ロンバルディがいますが、ほぼ何も出来ずに終わった印象です。たたき上げのエンジニアもいいですが、もっと広い視野で組織を再編できる人物じゃないと、なかなか今の低迷は抜け出せないのではないでしょうか。
マクラーレンがザイドルを入れて生き返ったように、マネージャーの手腕が、どの世界でも重要。人心掌握も。
チーム内のいざこざがどんどん表面化する前に、思い切った改革をしてほしい。これでは、サインツも不安でしょうがないですね。
と、F1 2020の発売の話だったはずが、おいフェラーリ頑張れよ、の話になっちゃいました。
せめてゲームの世界、バーチャルの世界で、速くて強いフェラーリがみたいですね。