40年もF1村を観察していると、こういうことは日常茶飯事で、特に驚くこともないわけですが。。
パフォーマンス不足で、撤退危機に追い込まれる、というのも、なんともあれですが、昔ポルシェもV12で大失敗して撤退してたり。プジョーもパフォーマンス不足で撤退
第3次のホンダの撤退の時のこと考えても、ホンダさんはF1でやっていくのは無理かな、、と思いました。
この時、8ワークスエンジンの中で、一番低いパフォーマンスで、メルセデスより80馬力近くパフォーマンス低かった、という噂。
NAエンジンでのこの結果はちょっと。
今回のPUに関しても、完全に他のパフォーマンス読み間違えて、叩き台の数値がとても低かったのでしょう。
片やICEの燃焼に関して、セミHCCIやタービュランスジェットイグニッション等、最新技術てんこ盛りで戦ってるところに、フツーの内燃機関技術で、目がいってたのはMGU-KやHばかりだったような・・・
ハイブリッド技術に関しては、市販車での技術があったので、そこに驕りがあった?
今のF1は、全く違う世界にいってて、市販車の技術とは大きくかけ離れており、そこを読み間違ったのでしょう。
その市販車の技術でも、マツダがHCCIの技術に関して、大々的に発表して世間の注目を集めました。これなんかも、ディーゼルを真面目にやってた技術の蓄積もあるし、やってやったぜ、みたいなところあるんじゃないでしょうかね。
ホンダは、F1でHCCIテクノロジーを今年入れてきたのはいいけれど、ものに出来ない状態が続いてるみたいで。
ベンチの単気筒ではうまくいってました、という話でしたが、これマジで?という話じゃないですか??
単気筒で回して問題ないから、6気筒でも大丈夫だと思った、という論理なんですかね。 そういうもの??
6気筒にした際の、点火タイミング等、コンピュータでシミュレーション出来るんでしょうけど、実際作ってみたら、それで震動が発生したんですよね? あと、マイナートラブルですが、オイルパンの設計ミス等々
細かいところ、あげたらキリがないほど、??マークが並ぶことだらけで・・・
もちろん、ホンダさん上層部も、これじゃまずい、と思っているんでしょうけど、もう間に合わないところまで来てますよね。
もし、これで生き残れたなら、別法人として、レースエンジン製作会社を立ち上げたらどうでしょう。
ルノースポール、メルセデスAMGは、別法人ですよね
欧米には、特にイギリスには、レースエンジン製作会社がたくさんあって、コスワース、ザイテック、スーパーテック、イルモア等々
レース屋にはレース屋の勘があるw
レース屋じゃないと、レースには勝てない。もちろん、資金も必要なので、こういうところとメーカーが組めば理想的ですが。
未だに、イルモアのマリオイリエンが関与する世界ですよ!
走る実験室、程度の認識でF1やろうという考え方自体が、もう時代に合ってないと思われ・・・
F1は、特にオタクの世界なんですよね。あの独特のオープンホイールの形と空力、エンジンを構造体としたシャシー、数々の最新メカニズム、エアスクープの形状、サイドポッドの独自性、等々
そういうところに、美しさや魅力を感じて、その車を速くしたい、という一念。
その中で、ウィングカーという空力の化け物を生み出したり、ターボやハイブリッドの発展にも大きく寄与したり。
それも全部、車を速くするために、オタク的な発想から生まれてきたもので、決して、これ市販車に流用できるよね~、みたいな発想は全くないですね。
レースという競技、というか、闘いをやってるわけで、それに人生、命をかけてる人たちの集まりですよ。
そこに戦いに行くのならば、それ相応の体制というものがあるのでは。
市販車売ってる本社が、別部門立ち上げて、希望者募って、社内移動させて、F1やらせる・・・
じゃなくてですね、ここはレースエンジンの開発、販売してる会社なんですよ、という別法人立ち上げて、一流のエンジニア他、レースエンジンのことばかり考えてるオタクみたいな人を入れて、そこで、技術の継承もして、匠の世界を作り上げる。
ホンダさん、猛烈に熱い気持ちで、F1やりたくて会社入っても、全然違う配属されて、もういいや、と辞めていく人、結構いますよね?
最初っから、レースエンジン会社に入れてあげてください。 ホンダさんの全額出資で、ただし、作るのはレースエンジンだけです。
そこで、思う存分、働かせてあげてください。それはもう、素晴らしいアイデアが出てくると思いますよ。
上層部、ファンのためのエンジンじゃなくて、自分達が作りたい、世界で一番速いエンジンを作りたい、という集団をつくりましょう。
それで勝ったら、ホンダエンジン勝利!って広告打てばいいじゃないですか。
レースエンジン会社は、何も文句言わないと思います。自分たちが作ったエンジンが勝ったんだ、という事実が彼らの誇りですから、それを何に使おうと、親会社の算段で、興味ないはずです。
そういう、プロ集団じゃないと、F1ではやっていけないと思います。
あくまで、私見ですので、あしからず。。