ホンダの苦悩

ここまで苦労してるホンダPU

色々原因が取りざたされています。犯人捜しまで始まってるような・・・スケープゴートですね

メディアは、マクラーレンホンダ復活を声高に叫び、煽りに煽りました。このネーミングバッジの効果は絶大。

私は、第3期の撤退をみた時、もう二度とF1のフィールドには戻ってきてほしくない。本気でそう思ってました。

ホンダには、申し訳ありませんが、ホンダにはF1の文化はないと思います。1960年代に出た時も、中途半端。

第2期の成功があるだけ。それもセナのおかげ。

1976年から、ずっと見てきて思うのは、F1はヨーロッパの文化で、それもイギリス勢と、イタリア・フランスのメーカー系大陸勢の争いだ、と。

今この時代には、ヨーロッパは国境も無くなってきて、人の行き来が活発ですが、昔はそういう時代。

そこに、ホンダは挑戦したわけですが、入っては出て、また入っては出て・・・

これでは、ヨーロッパやF1村の人たちが認めるわけがありませんし、ヨーロッパでは販売も苦戦。F1参戦のメーカーは、苦しくても頑張ってやり続けたからこそ今の尊敬、技術の継承を手に入れたわけです。

そこをバーニーも認めてて。貢献度合いによってボーナス支給、みたいな制度作ったわけで。

F1オタクの私からすると、もうやめてもいいのでは・・・と。今のF1のフォーマットは技術的に物凄い高いところにいってて、タービュランスジェットイグニッションなんて、ホンダとしては、え?え?みたいな。

もちろん、技術は研究してたのかも、ですが、これだって、メルセデス、マニエッティ・マレリ他部品メーカーの功績で、これをF1に導入してきた技術はそう簡単に追いつけない。

結果、あまりに複雑なので、じゃあこれはやめて、ホンダさん得意の大排気量NAでもやりますか?って。

もちろんそのほうが、F1の世界が若干シンプルになるのは期待できます。DFVのような市販エンジンも導入されれば理想的。

F1て、どこぞのチームが圧倒的に強くなるのは常識。普通のこと。歴史がそうなってます。

コンストラクター制度がある限り、それはもうしょうがない。インディが盛り上がるのはホンダとシボレーの二つのみのエンジンと空力パッケージがあるだけなので、誰が勝つか分からない。

F1は、自分がそうだけど各チームが違う思想で、違うマシンとエンジンを作り上げ、それでレースするからこそ面白い。メカオタク、マシンオタクなので、それがワンメイクになったら、全く興味なくなります。

じゃあ、F1を盛り上げるためにはどうしたら?

今まさに観ていますよね。負けてたチームが、必死になってキャッチアップしていくさまを。フェラーリを。

フェラーリは、F1を引っ張っていくんだ、というプライドと責任感を持ってる。だからこそ、ファンのためにも絶対に追いついてやる、と。その明確な意思が感じられますよね。

その昔、DFV勢がウィングカーで圧倒的に有利に立ったとき、絶対不利と言われたフラット12搭載のT4でチャンピオン獲った。そういう伝統、文化が社内にある。

ホンダは?チャンピオンこれだけ取ったから、もうやることない、と言わんばかりに第2期撤退。そういう企業論理に、ファンは納得しますか?

まぁ、他の企業も出たり入ったりしますけど・・・

だから、もうメーカーに頼らない市販のコントロールレーシングエンジンで、シャシーだけ自製でいいのでは?

昔のDFVキットカー時代のほうが、全然楽しかったし、興奮しましたよ。というのは、あくまで私的な意見。

ホンダさん。長谷川さんは頑張ってます。サポートするために、もっともっとF1LOVEで、もっともっと情熱をもって、F1やレーシングカーのミニカー全部集めて、歴史を語れるくらいのロス・ブラウンのような企業戦士を送り込んであげてください。結局は、そういうものだと思います。

 

 

 

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